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      笹倉鉄平 作品コメント 
       
      『マイセンで見た光 〜 A Mild Winter Light, Meissen 〜』 
       
      
       
      『マイセンで見た光 〜 A Mild Winter Light, Meissen 〜』 
      ドイツ・マイセン/Deutschland Meissen 
      原画 油彩画/Original Oilpainting 
      原画制作 2019年/Original Drawn 2019 
 
      
        
          
            作品へのコメント 
             チェコやポーランドとの国境に近い、旧・東ドイツの町マイセンの名は、 
高級陶磁器のマイセン磁器によって、世界中に知られている。 
厳冬の日、雪の降り積もった町を歩いていた。 
 
マイセン磁器発祥の原点としても有名な、アルブレヒト城へと至る 
旧市街の中、美しい石畳の道だった。 
途中、小さな塔のような造りのアーチを潜り抜けた時、 
そこに在った"光"の様子に、視線を奪われて思わず足が止まった。 
 
手はかじかみ、耳や頬まで痛く感じるような、キンと凍てつく空気をぬって、 
薄暗いアーチの中にまで差し込んでいた光―― 
それは、どこか甘い色で 
冷え切った身体まで、ふんわりと温まるようだった。 
 
雪の降り積もった家並みの、青い陰影に包まれた景色だからこそ、 
光は、あまりにも優しく、より魅力的に心へと届いたのだろう。 
 
             
笹倉 鉄平 
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      All of Works (C)TEPPEI SASAKURA / ART TERRACE 
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