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笹倉鉄平 作品コメント

『オンネア〜Onnea〜』

笹倉鉄平 作品 「オンネア」

『オンネア〜Onnea〜』
フィンランド フィスカルス/Finland Fiskars
原画 油彩画/Original Oilpainting

作品へのコメント

いつも、いつのまにか、考えてしまう。
「光」を、絵具の「色」に置き換えるには、どうすれば良いのだろう?

*        *        *

ひとつの方法として思い至ったのが・・・
それ自体には色が無いもの、例えば白い物や花、無彩色のガラス等を
たっぷりの光の中に置いて、描くことだった。

次に、それに合う背景は?と、考えた時に自然と浮かんできたのは、
生き生きとした樹木の"緑"や
森の中での静かで穏やかな暮し
そして、清らかな光が差し込む窓辺。

そんなイメージを求め、体感すべく、森と湖水の国 ・フィンランドへ向かった。
首都ヘルシンキから電車とバスを乗り継いで訪ねた、フィスカルスの地は、
樺(かば)類の樹木に囲まれた平和なアーティスト村だった。

夏だというのに、朝もやに包まれた早朝は、かなり肌寒い。
まだ薄暗い林道を歩き回るうち、青々とした木々と葉の間から
朝陽が、光の筋を神々しくきらめかせながらゆっくり差し込んできた。
小鳥たちのさえずり以外何も聞こえない明るい静寂と、純粋で清々しい空気の中、
生まれたての光は、とても、とても美しかった。

―――描くべき窓辺の風景と"光の色"が、見えた気がした。


笹倉 鉄平



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